我流彫金道
2019.02.02 18:54

地金のお話

こんばんわ、店主寺尾です。

オーダーメイドのご依頼で、よく純銀、純金にこだわる方がおられます。

…わかります。とっても。

せっかく1点ものを作るなら、素材にもこだわって、財産に残るような一生物の品を作りたいですよね。

ただ、誤解の無いように正確な表記をさせていただいておりますが、

銀も金も、地球上にある限り100%の純度のものは存在いたしません。

ちなみにプラチナもそうです。

最高純度は、4N(99.99%)もしくは3N(99.9%)の純度になります。

純銀や純金と表記されている品も、正確には4Nもしくは3Nになります。

貴金属には、必ず純度を示す刻印がいれられるのですが、 

よくテレビやなんかにでてくる純金のインゴット(金塊)にも、よく見ると「99.9%」と刻印があるはずです。

なので、純銀もしくは純金素材でオーダーされた場合、便宜上純金、純銀と呼びますが、

正確には、4N(99.99%)もしくは3N(99.9%)の純度になります。

当店では、素材にはかなりこだわっております。

お客様の誤解の無いように表記する事を心がけておりますが、

不明な点がございましたら、何なりとお尋ねください。

例えば、シルバー925には、銀以外に何が入っているのか?

って気になりません?

当店のシルバー925は、スターリングシルバーと呼ばれる、銀92.5%/銅7.5%の2元銀合金で、
銀以外には「銅」のみしか混ざっておりません。

では、4Nの99.99%以外の0.01%は何なのか?

…調べてみましたが、わかりません。

わかりませんっていうか、難しすぎて理解ができませんでした。ごめん

なんやろ、鉱物学になるんかな?

興味がある方は、調べてみてください。

装飾品に使われる貴金属の硬化材とは、別の話です。

気になるので引き続き勉強してみます。

さて、

明日は、いよいよ節分ですね。

今年の恵方は「東北東」です。


ほな、また。

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