彫金用語集
シルバーの表面を意図的に硫化させて、黒く変色させた加工方法。
主に、凹んだ部分に施し、細工を目立たせたり、陰影をつける加工です。
表面に膜のように張り付いているだけなので、磨けば簡単にとれます。
インディアンジュエリー(ホピ族)の技法で有名。
2枚の銀板を使い、1枚の銀板に模様を描き、透し彫りのように切り抜いて、2枚目の板に張り付け、模様の凹凸を作る技法です。
当店でも多様している技法のひとつです。
熱を加えて、一気に冷やす事で素材を柔らかくする事。
曲げたり、伸ばしたりの加工をする前に、柔らかくする事で、加工がしやすくなります。
銀は元々柔らかいので、それほど気を使いませんが、金やプラチナの場合、叩いたり、曲げたり、
伸ばしたりの加工をしていくと、素材が硬化して割れやすくなるので、何度もなましが必要になる場合があります。
地金表面に、シミのように色むらができる事。
地金を溶かしたり、熱を加えた時に、シルバー925等の割り金に用いられる銅が、融点の違いから表面に浮き出てしまう現象です。
これの厄介なのが、鏡面に磨くまで分かりにくいんです。
鏡面に仕上げて、光を当ててみたら「あれ?…火むらやん。」って事が割とあります。
表面に出ているだけなので、荒削り段階でしっかり研磨しておけば残りません。
同じデザインの品を複数製作する場合に、金属原型からゴム型で型をとり、そのゴム型にワックスを流してワックス型を量産します。
1つのゴム型で、約数百個分のワックス型を作ることができます。
つや消し仕上げの事。
金属の表面に細かい凹凸をつけて、光沢をなくす加工法です。
シルバーの表面を白く仕上げる加工法。
シルバーに熱を加えると、表面が酸化して黒くなります。
その為、酸洗いを行いますが、酸洗いをするとシルバー表面が白くなります。
通常、磨きをかけて鏡面に仕上げますが、磨きを省略して白を残した状態が白仕上げとなります。
型をとり、溶かした金属を型に流し込んで製作する技法。
同じデザインの品を大量に製作する時に、主に用いられる製造方法です。
鏡面に仕上げたハンマーで叩いて、鱗のような模様をつける加工技法。
テクスチャーのついたハンマーで様々な模様を入れる事もあります。
ロジウムメッキの事。
ロジウムは、白金族元素の1つで、プラチナによく似た光沢があり、プラチナよりも高価で希少なロジウムで
メッキする事で、表面の高度や耐食性を上げる効果があります。
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