ガスバーナーで熱して、銀ロウを溶かしていきます。
銀ロウ部分だけや1箇所に火を当てるのではなく、リング全体に熱が通るようにまんべんなく加熱していきます。
銀ロウがシュルシュルっと溶けたらすぐに火を外して、ピンセットでコップの水にチャポン。
加熱しすぎると、リング自体が溶け始めますので、銀ロウが溶けたらすぐに火を外してください。
リングの色がピンクから赤になってきたら危険信号です。
リングの内側まで銀ロウが溶けて流れていれば大成功。
ここでも本来は、ディクセル(ピックリングコンパウンド)の溶液につけて銀材表面に出来る酸化膜を酸洗いしますが、今回は、省略!
しつこいようですが当然、普段省略はしませんっ。
ここからは、リングのサイズを調整していきます。
最初に指に巻き付けた紙を鉄芯棒に巻き付けて、印の位置がぴったりになる場所で固定します。
巻き付けた紙を半分だけめくって、鉄芯棒に油性ペンで印をつけます。
今回は、たまたまサイズ目盛りが鉄芯棒についているので、サイズの確認ができるのですが、あえて目盛りの無い体で。
リングを鉄芯棒に通して、木づちで叩いて印をつけたサイズになるまで叩きます。
銀材を切り出した時に、若干サイズが小さくなるようにしています。
これは、叩いて銀を少しのばして鍛える事で、なました銀を固くするためです。
だから、思ったよりもサイズが小さくても問題無し。ひたすら叩いてのばしましょー。
鉄芯棒の印のところまで叩いたら、実際に指にはめて確認。
サイズピッタリ!これでOK。
もしも叩き過ぎて、サイズが大きくなってしまった場合は、銀材をカットするとこからやり直してください。大丈夫、し〜んぱ〜いないさ〜。
はい、もうこの時点で指輪ですね。
これでリング成形作業は終了。
続いて、磨き作業にうつります。
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